スタッフ日記 | 児童文庫、売れています!

平成23年2月22日(火)

電子書籍の普及に伴い、先日アメリカで書籍販売大手のボーダーズグループが破産しました。日本でも大手書店が次々と店舗を縮小しています。本は電子書籍で読む時代になってきた今、何とか売れている分野が小中学生向けの「児童文庫」なんだそうです。

児童文庫といっても子供が身近にいない人は目にする機会も少ないと思いますが、かわいいイラストが描いてある文庫本サイズの本といえば何となくイメージできるでしょうか。

今最も売れている児童文庫といえば「青い鳥文庫」。はやみねかおる氏の「名探偵夢水清志郎」シリーズがヒットした後、数々のベストセラーを生み出しています。このシリーズは推理ものでありながら、殺人事件がおきないという点で成長期の子供の心理に配慮しているのが特徴です。

青い鳥文庫のサイトでは人気作家のシリーズに登場させる新たなキャラクターを読者から公募したり、文章教室を実施したり、また著者から「風邪が長引いて次作の出版が遅れていてごめんなさ~い」といった生のコメントを掲載するなど、読者との一体感を大切にしています。小学生の娘も児童文庫の大ファンで、好きなシリーズの新刊を楽しみにしています。

親としてはいわゆる名作を読まないことへの危機感はありますが、それでも年配の(親と同じ世代の)作者の書いたものは、昔流行ったものや妙に分別あることわざが出てきたりして、学ぶこともある様子。また名作を「かわいいイラスト」の表紙にリメイクして出版すると読む気になるようですから、児童文庫はこれからまだまだ成長していくのではないでしょうか。既に角川グループが「つばさ文庫」で参入、集英社が3月に「みらい文庫」を創刊するということで楽しみです。