法人設立お役立ち情報 | 「対等合併」「逆さ合併」

法的に分けると、合併には吸収合併と新設合併があるとご説明しました。

法的分類ではありませんが、合併に関する慣用表現でよく使われる「対等合併」と「逆さ合併」についてご説明しましょう。

「対等合併」は吸収合併の場合でも新設合併の場合でも行われます。対等合併は合併比率が1対1である合併を言います。合併比率とは、例えばA社とB社が合併した場合、A社の株式1株に対してB社の株式が1であるという「1対1」での合併を言います。
合併比率を決めることが難しい点ですが、両社の資産負債の状況、ブランド力などの企業力を総合的に見て判断されます。

「逆さ合併」とは吸収合併のうち、事業規模が小さい会社を存続会社とする合併をいいます。例えば都市銀行の「三井住友銀行」と第二地方銀行「わかしお銀行」の合併は「わかしお銀行」が「三井住友銀行」を吸収合併するという形を取りました。しかし商号(社名)は「三井住友銀行」としたので、「三井住友銀行」が「わかしお銀行」を吸収合併したのだと思った方も多いでしょう。

なぜ「逆さ合併」をあえて行うかというと、小さい規模の会社が大きい規模の会社を吸収合併したという形を取ることによって、合併による損失を回避したり、繰越欠損金の控除ができるといったメリットがあるからです。